Tシャツ豆知識・無地ボディを製造している主なブランドについて解説

無地のTシャツボディを製造している主なブランドについて解説します。Tシャツのクオリティはボディのクオリティ。昔からTシャツのボディと言えば「これ」というブランドがありました。それらは主に海外メーカーのもので、厚手の生地が何か下着ルックな日本のTシャツとは違う雰囲気を醸し出していたのです。もちろん現在は日本のメーカーからも高品質のボディが生み出されています。

無地ボディを製造しているTシャツブランド

Tシャツのクオリティはボディのクオリティ。昔からTシャツのボディと言えば「これ」というブランドがありました。筆者も「Anvil(アンビル)」や「FRUIT OF THE LOOM(フルーツオブザルーム)」の古着Tシャツを探しに行ったものです。その頃探していた古着Tシャツの中には、20年程度の時が経っても形の整ったものに度々出会いましたが、それらの多くは、上に挙げたようなアメリカ発のTシャツボディブランドのものでした。厚手の生地が何か薄っぺらさのあった日本のTシャツとは違う雰囲気を醸し出していたのです。もちろん現在は日本のメーカーからも高品質のボディが生み出されていますが、「これぞTシャツ」というボディは現在も海外メーカーのものかな、とも感じています

Anvil(アンビル)

「Anvil(アンビル)」は、1942年創業の老舗Tシャツボディブランドです。もちろん、創業当時は、今のようなTシャツボディを製造していたわけではなく、ワークウェアを中心とした商品ラインアップだったそうです。アンビルがTシャツの製造を始めたのは1970年代に入ってから。この頃のアメリカではTシャツが「文化」と言われるほどになり、選挙活動、宣伝、環境保護、ヒッピームーブメントなど、あらゆる分野でTシャツがメッセージを運ぶ役割を果たしました。アメリカにTシャツが絡む大きな波が訪れた頃にアンビルのTシャツは生まれたのです。この頃からアンビルのTシャツは「丈夫」で「着心地抜群」ということで高い人気を獲得しました。Made in U.S.Aのクオリティが多くの人々に受け入れられたのです。古着探しの際にアンビルの織ネームタグが目に入ると、何か期待感がありました。80年代に入ると、生産拠点を海外にほぼ移してしまいましたが、ワークウェアから出発したクラフトマンシップへのこだわりは強く、現在でも縫製の強さ、丈夫さなどからひじょうに評価の高いブランドです。一番インキのヘビーウエイトTシャツは、カラーバリエーションも豊富でオリジナルプリントTシャツのボディに最適。トレンドを追い続けながらも、創業時のクラフトマンシップも忘れないアンビルのTシャツボディは、多くのTシャツショップで取り扱われている定番として一定の支持を集めています。

FRUIT OF THE LOOM(フルーツオブザルーム)

「FRUIT OF THE LOOM(フルーツオブザルーム)」は、前出のアンビルよりも歴史の長い、1871年にアメリカはケンタッキー州で創業したメーカーです。果実が描かれたロゴに見覚えのある人も多いのではないでしょうか?フルーツオブザルームは、アメリカでもひじょうに大きなブランドとして認知されていて、後ほどご紹介する「Hanes(ヘインズ)」と並び称される存在となっています。フルーツオブザルームのボディは80年代の古着Tシャツにはかなり使われています。特にコットンとポリエステルの混合ボディのものは味わいが秀逸でした。現在、フルーツオブザルームは日本でライセンス生産されていて、Tシャツ以外にも幅広くアパレル製品を販売しています。

GILDAN(ギルダン)

「GILDAN(ギルダン)」は、1984年創業のアメリカンアパレルブランド。低価格・高品質のTシャツやスウェットがよく知られています。無地Tシャツのラインアップも豊富で、ソフトなものからヘビーウエイトの厚手のものまで、着心地抜群のTシャツは、多くのプリントTシャツに採用されています。古着では特に人気のあるジャンル「ロックバンドTシャツ」も数多く作っていて、世界的にも知られているブランドです。コットンにこだわりがあるブランドで、材料として使用しているコットンは、有害な物質を含んでいないものを使用しています。日本人の体格に合わせたTシャツシリーズも発表しています。

Hanes(ヘインズ)

このブランドの名前は聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?3枚パックのホワイトTシャツは、この「Hanes(ヘインズ)」の代名詞とも言えるでしょう。創立は20世紀になったばかりの1900年。そもそもはたばこ会社でしたが、後に地元ノースカロライナで多く栽培されているコットン業界に参入します。下着を中心に製造していましたが、1950年代に入るとジェームズ・ディーン、マーロン・ブランドといったハリウッド俳優たちによりTシャツがアウターとして認知されると、Tシャツは爆発的に売り上げを伸ばすようになります。1970年代以降、バンドTシャツにも数多く採用されたヘインズの「ビーフィーTシャツ」は、肉厚のビーフのような強さをイメージしています。

JERZEES(ジャージーズ)

「JERZEES(ジャージーズ)」は、後ほど紹介する「RUSSELL ATHLETIC(ラッセルアスレティック)」のプリント製品を扱うラインアップ。1973年に誕生しました。古着の世界ではおなじみのブランドですが、現在もTシャツを中心としたプリント&ファッションアイテムを生産しています。古着はタグでその年代をある程度推測することが可能ですが、ジャージーズも同様です。筆者の経験でしかありませんが、1980年代のジャージーズの古着Tシャツは上物が多かったと記憶しています。

Printstar(プリントスター)

「Printstar(プリントスター)」は、日本においてひじょうに多く出回っている無地Tシャツです。日本のTシャツプリントショップの多くが、手頃な値段と高品質を兼ね備えたこのプリントスターのボディを使用してTシャツを製作しています。クラスTシャツ、イベントTシャツなどですでに所有している人も多いかもしれないプリントスターは日本を代表する無地Tシャツブランドです。

RUSSELL ATHLETIC(ラッセルアスレティック)

「RUSSEL ATHLETIC(ラッセルアスレティック)」は、1902年にアラバマ州で創業。1920年代以降、アメリカのハイスクールやカレッジスポーツの世界で、その存在感を発揮しています。ラッセルアスレティックは1930年代にスクリーンプリントを世界で初めて行った企業としても知られています。ラッセルアスレティックは、戦時中には軍用のウェアの製作も行いましたが、現在に至るまでアメリカのスポーツ界と密接に関わってきました。ナショナルフットボールリーグ(NFL)チームへのユニフォーム供給やメジャーリーグベースボール(MLB)の公式サプライヤーなども経験したラッセルアスレティック。現在はフルーツオブザルームと合併し、日本向けのファッションラインアップも発表しています。

SCREEN STARS(スクリーンスターズ)

「SCREEN STARS(スクリーンスターズ)」は、先にご紹介したフルーツオブザルームのプリント製品を扱うブランドとして1980年に登場しました。映画の宣伝Tシャツ、ロックTシャツ、企業ロゴTシャツなど、さまざまな宣伝用に活躍したスクリーンスターズのTシャツは、古着Tシャツファンの間ではおなじみのブランド。現在、スクリーンスターズというブランドは本国アメリカでは流通していないのですが、その名前は日本のアパレル業界に生きています。

無地ボディのTシャツブランド・まとめ

無地ボディを製造している、もしくはしていたTシャツブランドについてご紹介しました。あなたのクローゼットにも、ここでご紹介したブランドのTシャツが入っているかもしれません。Tシャツに付いたタグを見ながら、ブランドの歴史に思いを馳せてみるのも悪くないですよ。